なんで私が不倫されなきゃいけないの?
夫の不倫がわかった時って
頭の中にいろんな言葉が
一気に浮かびますよね。
「嘘でしょ?」
「まさか」
「どうしてこうなったの?」
「私に何が足りなかったの?」
「裏切られた」
「もう信じられない」
私も、こういう言葉を
何度も頭の中で繰り返していました。
でも今振り返ると
こういう口癖って
ただの言葉じゃないんですよね。
その言葉の中に、
自分が何を前提にしていたのか。
何を信じていたのか。
何を期待していたのか。
自分をどう評価しているのか。
そういうものが
ものすごく詰まっています。
だから、自分の口癖を
ちゃんと見ることって
実はかなり大事なんです。
たとえば、
「嘘でしょ?まさか」
という言葉。
この「まさか」の後に
自分が何を続けているか
見てみてほしいんです。
「まさか、
こんなことする人だと思わなかった」
「まさか、
うちの夫が不倫するなんて」
「まさか、
私がこんな目に遭うなんて」
もし、こういう
言葉が出てくるなら
なんで私は、
夫はこんなことをしないと
思っていたんだろう?
っていう自分の
前提を見る必要がある。
もちろん、
不倫されることを
予測しておけという
話ではないです。
そうではなくて
「夫はこういう人」
「結婚したらこういうもの」
「私たち夫婦は大丈夫」
そうやって、
自分の中にあった
前提を知ることが大切なんです。
次に、
「どうしてこうなったの?」
という言葉。
この言葉が浮かぶと
多くの人が過去に戻って
原因探しを始めます。
「あの時、私が
もっと優しくしていれば」
「仕事ばかりしていたからかな」
「夫婦の会話が足りなかったのかな」
「私が妻としてダメだったから?」
でも、自分と向き合うことと
自分の言動をジャッジする
ことは違います。
過去を振り返る
こと自体は悪くないです。
ただ、
「私の何がダメだったんだろう」
という前提で振り返ると
全部が自分を責める
材料になってしまうんですよね。
そして、
「私に何が足りなかったの?」
これも本当に
よく出てくる言葉です。
不倫されると
自己価値が一気に
下がったように感じます。
不倫相手にはあって
私にはなかったものは何?
私の何が足りなかったの?
もっと女性らしかったらよかった?
もっと優しかったら?
もっと夫を大切にしていたら?
でも、夫に自分の価値を
評価してもらおうとしても
何の解決にもならないんです。
夫がどう評価するかと、
自分の価値は別の話だから。
むしろ見るべきなのは
「なんで私は、夫の評価によって
自分の価値まで変わると
思っているんだろうか?」
っていうところです。
で、「裏切られた」
っていう言葉。
もちろん、不倫されたら
裏切られたと感じます。
その感情を否定する必要は
全くないと思っています。
ただ、その感情の
奥を見ていくと
「夫ならこうしてくれるはず」
「夫婦ならこうあるべき」
「結婚したんだから
これくらいは当然だ」
っていう期待や前提が
たくさんあったことにも
気づくことができきます。
期待していた。
信じていた。
それが自分の思った
通りにならなかった。
だから、 「裏切られた」と感じる。
じゃあ、その期待は
誰が持っていたものなのか?
そこを見ていくと
相手の課題と自分の課題も
少しずつ分かれてきます。
そして最後に、
「もう信じられない」
この言葉も
すーごくよく聞きます。
でも
「信じられない」って
すっごい受動的な
言葉だと思うんですよね。
「私は今、この人を信じない」
でよくないですか?
信じるか、信じないか。
本来それは、
自分で選ぶことができます。
「信じられない」と言うと
「相手がこうだから
自分は信じられない」
っていう形になります。
でも、
「私は信じない」なら
自分の選択になります。
この違いって
かなり大きいです。
自分の頭の中に
浮かんでいる言葉って
無意識に出てきているようで
実は自分の思考の癖や前提が
ものすごく表れています。
だから、
何を考えているのか?
どんな言葉を
よく使っているのか?
その言葉を使う時、
自分はどんな気持ちなのか?
そこが重要なんですよね。
言霊という言葉があるように
言葉にはそれぞれ意味があります。
そして、その言葉に
自分の意図や感情、
エネルギーも乗っている。
だからこそ、
思ったことを
思ったまま放置しない。
感じたことをスルーしない。
全部、自分を
知るための材料にする。
私はこれがすごく
大事だと思っています。
自分の口癖が変わる
っていうことは
ただ言葉だけを言い換える
っていうことではありません。
自分の前提や思考、
自己評価が変わっていくから、
自然に使う言葉も変わっていくんです。
「なんで私が」
「どうしてこんなことに」
「私の何がダメだったの」
そんな言葉ばかりだった自分が
「私は本当はどうしたい?」
「私は何を選びたい?」
「今の私にできることは何?」
そういう言葉を
使えるようになった時
心は本当に軽くなっていきます。
だからぜひ、自分が普段
どんな言葉を使っているのか。
頭の中でどんなことを
繰り返しているのか。
そして、その時
どんな感情を感じているのか。
少し意識して
過ごしてみてください。
その言葉の奥に
今の自分を知るヒントが
たくさん隠れています。

