私ひとりじゃ無理だ

私が夫依存から抜け出した最初のきっかけは

「自分の頭で考えるのをやめた」ことだった。

というお話を以前書きました。

具体的には、
「この人の話が一番自分に入ってくる。」
「この人の言ってることが一番共感する」
っていう発信者のところへいって、

「この人の言うことをとりあえず全部聞いてみよう」
「この人の発想でやってみよう」
みたいな感じで、

カウンセラーの1年サポートに申込んで、

自分専属の“相談役”を持ったんです。

つまり、

“自分以外の頭を使えるような環境に
自分で自分を置いてあげた”

っていうところが、
私の夫依存脱却の最初の一歩でした。

そのカウンセラーに初めて会った時に言われたのは、

「一人でできるの？」
「あなたが一人でできるとは思わない」

「一人じゃ無理でしょ？」

というはっきりした言葉。

その瞬間、
心のどこかで納得しました。


「そうだよね。
もう一人じゃ無理なんだ」って。

当時の私は、


「私には何もできない」

「私には価値がない」って

自己肯定感が底辺だったから、


本来ならその言葉に傷ついて
「そうですよね、もう無理ですよね」って
終わってたかもしれない。

けど正直、「一人じゃ無理だ」ってことには
内心気づいてたんですよね。

それを、
「誰もわかってくれない」とか
「お金がないから受けられない」とか
「本当に変われるのかわからないし」
っていうような思考で

誰かに助けてもらいたい気持ちを
自分で押さえ込んで無理やり自分を頑張らせてた。


そうして一人で頑張ってた数ヶ月は
無料相談ばかりを繰り返して、
無料の情報を漁って、

必死でもがいても現実は何も変わらなかった。

そもそも、
今の自分が抱えている悩みは、
今の自分には解決できない。
（アインシュタインの名言に書かれてる）


だから私は、
自分の頭で考えるのをやめて、

すでに経験している人、乗り越えた人、
私もそう在りたいって思える人の頭の中、
見ている世界、視点、知識や発想を
借りることにしたってわけです。

これは、私の場合、
誰かに教わってそうしたわけではなくて
「誰かに頼るしかもう道にもできない」
「もう後がない」と思ったので
藁にもすがる思いで、そうしました。

言われたことはとりあえずやってみた。

そしたらどんどん自分が楽になって
最初なかなか現実は変わらなくても
自分の心は確実にどんどん楽になっていって
自分の内側に沿うように現実が動いていきました。

自分を信じられなくなって動けなくなってる時は、
一旦誰かを信じてやってみるをしないと
自分も現実も動かせなくなっちゃうんですよね。

すでに夫に不倫されてるし
孤独を感じているし、
「誰も信じられない」
「みんな敵だ」
っていう感じになってるから
誰かのことを信じてみるって怖いんだけど、

その人の思考や発想を知っても、
何かしらのアドバイスをもらったり
その人ならどうするかの意見を聞いても、

「採用するしない」
「やるかやらない」を決めるのは自分。

ここがすごく大事で、
私はこれをこの期間でめちゃくちゃ
学んできたなと思っていて、

“自分で自分をなんとかする力”を
身につけてこられたなと思ってます。


そういう環境を選んだからこそ、
私は少しずつ夫依存から抜け出せた。

変わりたいのに変われないのは、
言い方きついかもしれないけど、

“変わらないことを自分で選んでいる”から。

怖いけど向き合うと決めた瞬間から、

現実はどんどん変わっていきます。