時間が経てばこの苦しさもなくなりますか?
「時間が解決してくれるよ」
「傷を癒すには時間がかかるよ」
「そのうち気にならなくなるよ」
ショックなことがあった時に
よく言われる言葉ですよね。
もっともらしいし
なんとなく安心する
言葉でもあります。
でも私は、別に
時間は何も解決してくれない
と思っています。
時間が経つことで
記憶が薄くなることはあるし
痛みを思い出す回数が
減るっていうこともある。
けど、それと
「傷が癒えた」ことは
同じではないんですよね。
むしろ、何もせずに
時間だけが経つほうが厄介で
自分の心はどんどん固く
閉ざすことになる人も多い。
(ババアになってボケた時に
急に思い出して刺したりするよね)
感じるのが苦しいから
感じないようにする。
考えるのが辛いから
考えないようにする。
本当はいろいろ思っているし
いろいろ考えているのに
それを無かったことにして
自分の心の奥底に押し込めて
「こんなことより
他のことやらなきゃ」とか
「もっとポジティブに前向きに
考えなきゃだよね」とかって
エセポジ変をしている。
ポジティブに変換することと
前向きな気持ちになることは
全然違うのに。
その結果
「もう別に大丈夫」
「どうでもいいし」
「私はどうもできないし」
「今さら何とも思わない」
「感謝しているんです」
という状態になる。
でもそれって
本当に癒えた?
本当に大丈夫で
本当にもうよくて
なんとも思わないなら
モヤモヤすることはないし
イライラすることもないし
気になることすらないし
悩むことなんて何もないし
相談、こなくない?
感じないようにすることと
傷が癒えることは違います。
夫の不倫でも同じで。
夫が不倫をやめた。
家に帰ってくるようになった。
優しくなった。
反省しているように見える。
また夫婦らしく過ごせるようになった。
それでも、
「また不倫してるかもしれない」
「もう完全には信じられない」
「今はいいけど、
また裏切られたらどうしよう」
そんな気持ちが残ることがあります。
なぜかというと
外側の状況が変わっても
自分の内側に残っているものは
勝手にはなくならないからです。
自分の物事の捉え方や
考え方、選択行動が何も
変わっていないなら
状況が少し変わったとて
状態は変わってないので
結果、同じようなことの
繰り返しが起きて
「変わってない…」ってなる。
不倫された時に感じた
怒り。
悲しみ。
恐怖。
悔しさ。
自己否定。
疑心暗鬼。
そういうものを
自分の中に置いたまま
「いつか時間が経てば」
と待っていてもですね
その「いつか」は
ずっと
いつかのままなんですよね。
大切なのは
時間を待つことではなく
自分で時間を使うこと。
自分は何に傷ついたんだろう。
何が一番悲しかったんだろう。
なぜこんなに怖いんだろう。
何を失ったと思っているんだろう。
私は本当はどうしたいんだろう。
そうやって、自分の
内側に潜っていく。
自分の感情をちゃんと
認識して感じていく。
感じて、言葉にすることで
自分の思考や思い込みを見る。
その上で、必要な
行動選択をとっていく。
それをしないと、
また似たようなことが起きた時に
また同じように反応します。
また傷ついて
また不安になって
また同じように考えて
また同じような選択をする。
つまり、
時間だけが過ぎて、
自分は何も変わっていない
ということが
起き続けるんですよね。
私はそれが一番
もったいないと思っています。
(それが好きな人もいるけど)
だって、
あとどれくらいの時間が
自分に残っているかなんて、
誰にもわからないですよね。
時間って、ただ過ぎて
いくものではなくて
自分の人生そのものです。
だから、
「いつか楽になれたらいいな」
ではなく
今の自分のために
今できることをやる。
自分のために時間を使う。
自分のためにお金を使う。
自分のために行動する。
そうして初めて、
自分との関係が良くなるし
自分への信頼が積み上がるし
時間の使い方が上手になる。
自分らしく楽に自由に
生きていくことができる。
「時間が経てば、
この苦しさもなくなるかな」
と思っているなら
“時間が解決する”のを待つんじゃなくて
“自分が時間を使って解決する”
という視点に変えてみてください。
いつだって、
自分の人生を変えられるのは
今この瞬間しかありません。
人生は「今」の繰り返しだから。
今この瞬間に「いつか」
と言い続けていたら
そのいつかは
ずっと来ないまま。
時間は何も解決してくれない。
でも、自分が自分のために
使った時間はちゃんと
自分を変えてくれます。
だからこそ
何かを誰かを待つのではなく
自分のために自分の命を生きて
時間とお金を使っていきましょう。

