夫の不倫が発覚したあの時から、
私の人生は、音を立てて崩れていきました。
もともと自己肯定感が低かったけど、
夫の不倫発覚をきっかけにして
巻き起こったいろんな問題に
自分の存在価値がどんどん
失われていくのを感じていました。
夫と話すたびに、逆ギレされたり、
「お前のせいだ」「疫病神だな」
「いい加減自分が悪いって自覚しろよ」
って責められたりして、
ただでさえ揺らいでいた心が、
完全に壊れてしまったんです。
どん底にたどり着いた時、
感じるていたのは
先真っ暗な底に着いたっていうことで、
少し前に感じていた
「私の人生お先真っ暗だから絶望だ」
っていうことさえも感じない
絶望も希望もない
自分だけが存在している、
ただの底の場で、無でした。
誰も味方がいなかった
夫は出て行くし、お金も本当に
口座に数百円しかありませんでした。
義両親の所有マンションに住んでいたので
「不法占拠者として訴えますよ」と脅されながら、
「早く出て行ってください」
「退去日を教えてください」
「あなたがここにいる意味はありません」
「あなたが住み続けたいと言ってもお断りします」
って義両親から言われ続ける毎日。
不倫発覚した時に、
実の両親にも相談しました。
私は、それまでの人生を
甘く、ゆるく、ぬるま湯に浸かって
生きてきてしまったので
家族は味方でいてくれるはず、
家族は助けてくれるはず、って
そう思ってたんですけど、
それが普通だって思ってたんですけど
甘かったんですよね。
親や兄弟から返ってきたのは、
「自業自得でしょ」
「早く離婚しなよ」
「もう要らないって
言われてるの分からないの？」
「バカじゃねーの？」
「知的障害だろ」
という言葉。
父親からは
「いうことを聞かないと縁を切る」と言われて
母親からは、
「お金出してくれないなら私も縁を切る」と言われ
いうことも聞けないし
お金も出せない私は、
「自分のことで誠意いっぱいで、無理です」
としか言えなかったので、
親の言うことも聞けず、
親の役に立てることもないし
親のために何もできることがないので
最終的にそのまま、
実の家族と縁を切ることになり
音信不通になりました。
幼少期から父親に
「陸橋の下で拾った子だから」
と言われて育っていて
「いうことを聞かないなら
お前はいつでも捨てられるんだからな」
「いうことが聞けないなら
児童施設の人に迎えに来てもらうからな」って
家の電話の子機を片手に
怒鳴られてたんですけど、
そうならないようにずっと
いい子で育ってきた結果が、
32歳になって夫の不倫が発覚して
精神的にも経済的にも一杯一杯になった時に
親のいうことを、
もう聞けない状況になったことで、
その通りになったという感じです。
正直、私にとっての最大の痛みは
夫の不倫のあれこれより、
不倫相手とのあれこれより、
義両親とのあれこれより、
家族との関係が崩壊して
一家離散になり、絶縁になったことでした。
今でも、父親がどこで
何をしてどうしているか知らないし
母親がどこで何をしているのか
どんな暮らしをしているのか知らないし
弟がどこで何をしているのか
何も分からないし知らないし
それぞれが、
生きているのか死んでいるのか
どうかも何も知らないです。
問題ばかりが起きる毎日だった
夫の不倫発覚後は、
次から次へと問題が起きて、
何かすればするほど
何かを言えば言うほど、
状況が悪化していくような感覚。
「どうして私ばかりがこんな目に遭うの？」
「何をやっても裏目に出る」
「私は世界一不幸だ」
って本気で思ってました。
臨床心理士なんて、
ただ心理学っていう統計学を
本で勉強して研究してるだけで
実際の状況を見たことも経験したこともない
世間知らずのアホばっかだった。
（個人の感想です。笑）
ネットで見つけた不倫カウンセラー、
離婚カウンセラー、夫婦カウンセラー
いろんな人に相談してみたけど、
誰に何を相談しても、
思いつく良い言葉が出てこないのか、
誰も何も言えなくなってしまう
っていう場面が何度もあって、
どのカウンセラーもなんの解決策も
提案できないなんてマジで
バカばっかだなって思ってた。
（個人の感想です。笑）
そう思っていた頃の私は、
一生懸命働いてトリプルワークをしても
月収20万もいかないし
借金も増え続けるし
生活費と借金の支払いに追われて、
手元には何も残らない日々。
住んでいたのは、
築40年くらいのボロマンションで
壁や床に穴があいていて、
ガムテープでふさいで生活していました。
換気扇もなんでか回らなくなっちゃって、
エアコンも壊れてるし、
コンロも壊れてて火がつかない。
トイレの水もお風呂の水も
ずーっと流れてて止まらなくて
雨が降るとベランダから
部屋に浸水してくるし、
天井からの雨漏りとか隙間風とか、
なんか、不倫発覚以前からすでに
全部がヒビの入った壊れかけた世界で
いろんなことを見てみぬふりして
我慢しながら生きてたんですよね。
（無意識に。）
それでも私は私を諦めなかった
もう自分が何をどうしていいか
何がどうできるのかも
何も分からなくなった時、
私の考えてることとか
夫が言ってくることとか、状況を
まるで見ていたかのようなことを
発信しているカウンセラーを見つけた。
それが私の転機だった。
「このままじゃ終わりたくない」
「この状況をなんとかしなければ」
「私だって、幸せになりたい」
そう思って、カウンセラーの
サポートを受けながら、
少しずつ行動を始めました。
最初は、不倫というものを
正しく見て理解するところからで
徹底的に目の前の現実を
自分の目で見て耳で聞いて
それが事実なのだということを
自分で認識することから始めた。
現実を見ることができたら
夫への依存や期待を
どんどん下げていく。
自分の幸せの基準を
徹底的に下げていく作業をした。
不安や恐れを感じながらも、
現実をこれでもかと直視しながら
現実的な物理対処と同時に
自分の内側とも向き合って、
心のクセや思考のパターンを
一つ一つ見直していったんです。
失敗もしたし、
うまくいかないこともあったけど、
少しずつ少しずつ、
私は私を取り戻していきました。
今、問題のない暮らしを生きている
不倫が発覚した2019年、
家族に捨てられて天涯孤独になった2019年、
自分しかいないと気づいた2019年、
あれから6年経った今、
私はどんなふうに
なっているかというと
都内の新築のめっちゃ綺麗な
マンションで愛犬たちと
毎日ゴロゴロして快適に暮らしています。
部屋は真っ白で、
コンクリート打ちっぱなしの壁が
とってもおしゃれで。
すっきりとしていて何もかもが新品で、
無機質なようで私の好きなものしか
存在していない部屋。
こんな素敵なところにいる自分が
私にとっては本当にすごいことで、
心が満たされる毎日なんですよね。
他の人からしたら極々普通のマンションで
極々普通の部屋かもしれないんだけど
今までの暮らしと比較してる
私からしてみると
すごい城を借りれた、、、
みたいな感じ。笑
（今は、軽井沢に家を買うのが目標です）
犬たちとの時間も
たっぷり取れるようになりました。
私は仕事をいくつか
掛け持ちしているんだけど、
全ての仕事が完全在宅で、
どこでも自分のペースで快適に
自由に働ける環境を作りました。
お金の面も、
これまでの私の人生では
ありえないほど入ってくるし
比べものにならないくらいに増えて、
どんどんずっとなりたかった
お金持ちになっていってます。
2012年には時給700円で
トリマーのバイトをしていた時もあったし
2021年は月収6万円の清掃パートだったけど
2024年6月には月商30万になり、
8月には月商50万になり、
2025年の今では、
月商100万円が普通になっている。
そんで、当たり前のように
億女を目指している。
私がそう望んだから
今こうなっているんだけど、
我ながら、
すごい世界線にきたなと思ってる。笑
現実は、自分の“内側”の写し鏡だった
あの頃の私は、
自分を全然知らなかったし
自分の何もかもを否定していて
何も肯定できていなかった。
「私はダメだ」
「私は価値がない」
「私にはできない」
「私は愛されない」
そう信じていて、
常にそう思っていたから、
現実にも「お金がない」
「問題だらけ」
「愛されない」という
状況が続いていたんですよね。
でも、
自分と向き合って、
自己受容と自己肯定を深めていく中で、
現実は少しずつ、
でも確実に変わっていきました。
今では、
「問題は何もない」
と思って生きています。
今この瞬間、
問題は、何もないんですよ。
問題な部分はどこかなって、
探せばいくらでも気になる部分とか
不満も出てくるかもしれないけど、
別にそれを「問題」とは思っていない。
気になる部分や不満が出たら、
「じゃぁ何がどうなら良いのかな？」って
自分に聞いて、自分が自分の思うように
動いて良くしてあげれば
自分はさらに今に満足するだけなのだ。
つまり、
”問題の有無は、
現実の問題じゃなくて、
自分の捉え方次第だった”
っていうことです。
私が伝えたいこと
私が今、こうして
発信をしている理由は、
「この経験を伝えたい」
「かつての私のように
苦しんでいる人に、希望を届けたい」
っていう想いがあるから。
私は特別な人間じゃないし、
強い人間だったわけでもない。
なんなら、誰よりも弱くて
誰よりも脆いんじゃないかとさえ思う。
でも、自分を諦めなかったんですよね。
今も全然諦めてない。
だから変われたし、
だからこそ、あなたもきっと
変われると私は思ってます。
もし、今あなたが
苦しい場所にいるなら
あなたが今、
自分を責めていたり、
「どうしてこんなに問題ばかりなんだろう？」
って感じていたり、
「この状況から抜け出せるのかな？」
って思っているんだとしたら
この話を通して、
ほんの少しでも
「自分にも、変われる未来があるかもしれない」
って思ってもらえたら嬉しいです。
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