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問題だらけで苦しい

自分の課題以外は
悩む必要も考える必要もないです。

自分の課題なのか
自分以外の誰かの課題なのか

見極めるポイントの問いは
“悩みの主語は誰ですか?”

あなたはどんなことで悩んでいますか?

「旦那が〇〇で〜」
「子供が〇〇で〜」
「親が〇〇で〜」
「職場の人が〇〇で〜」
とか言ってませんか?

それ、本当に
あなたが悩むことなんでしょうか?
あなたが考えることなのでしょうか?
あなたが解決する問題なのでしょうか?

あなたの問題?
あなたの課題なのでしょうか?

人は時に
自分以外の誰かの課題なのに
それを自分の課題だと勘違いして
一生懸命頑張って乗り越えようとしている。

いくら悩んでもいくら頑張っても
自分の課題以外は解決することができないし
自分の課題以外は超えることはできないから
結局いつになっても何も変わらないことになる。

望みを出す時もそうですが、
いつだって“主語を自分にする”ように
自分の思考を意識すると良いです。

それが、自分軸で生きることに繋がります。

例題として、先日のセッション内での
Aさんの事例を少しだけ噛み砕いてシェアします。

Aさんの悩みは
「旦那が不倫をやめてくれない」こと。

毎日そればかり考えてしまうし
何も手につかず辛いということでした。

「旦那に不倫をやめてほしい」
「Aさんと子供たちだけを愛してほしい」
というのがAさんの望みでした。

よくある悩みですよね。
(サレ妻あるあるですね)

でもこれって、実はAさんが
悩むことでもないし考えることでもないんです。

私も前は同じように
「不倫をやめさせたい」
「私を愛してほしい」って思っていたので、
そう考えちゃうのはわかります。

しかし、
「不倫をやめる」ことも
「不倫をしない」のも
旦那さんの問題と課題です。

Aさんの問題ではないので
Aさんが悩んで考える必要もないし
どうこうすることでもないし

そもそも、旦那の問題で課題なので
Aさんがどうこうできることでもないんですよ。
(意味わかります?)

そして、Aさんの課題と問題は
旦那の不倫自体とは別のところにあるわけです。
(ここがポイントですね)

例えば、
「旦那に不倫をやめてほしい」
「Aさんと子供たちだけを愛してほしい」
っていうのが望みだと言っているけど

それって、なんでですか?
っていう部分の内観がまず必要です。

「不倫をやめさせたい」のはなぜか?
「自分と子供たちだけを愛してほしい」
というのはなぜか?
なぜそう思っているのか?
それはなんでなのか?

本当は何を言いたい?
本当は何をどうしたい?

っていう感じで
どんどん自分の内側に潜っていって、

Aさんは内観した結果
『”旦那が不倫をやめてくれない”という
事象で悩んでいるわけではなかった!』
っていうことに気がづいて、
自分の本音を知れたわけです。

Aさんが数ヶ月間ずっと考え続けて
悩み続けてきて辛かった問題が、
考えることでも悩みでもなくなった瞬間でした。
(ラクになってよかったです🥹)

これは誰の課題なのか?
これは誰の問題なのか?

ここに気づくことができれば
自分との対話もずムーズにできるようになって
どんどん自分にとっての課題がわかってきます。

自分が考えるべきなのは
自分のことだけで良いし
自分のことだけやってれば良いのです。

不倫っていう事象だけれはなく
「旦那が掃除をしてくれない!」とか
「子供が片づけしない(ムキー)」とか
「子供が勉強しなくて…」とか
「学校に行かないんです!」
っていうのも同じですね。

それはあなたの課題ではなく
旦那の課題で、子供の課題です。

これは、ドイツの精神科医
アルフレッド・アドラーの
「課題の分離」というものです。

この概念は
自分軸で生きていくために
自分の人生を自分で作っていくうえで
マジでマジでマジで超重要です。

自分以外の課題を自分の課題だと
勘違いして無駄に悩んでいる人が多すぎます。

いいですか?
他人でなく自分に集中してください。

家族や恋人、友人、
どれだけ大切な人間であっても

それぞれの人生のテーマがあり
それぞれの人生の課題がある。

あなたはあなた自身の恐れや不安と向き合い
常に自分に集中していましょう。

自分と向き合って生きていれば、
全てがうまくいく流れがやってきます。
(気づけるかどうかの感度も必要なので訓練しよう)

もし、あなた自身の問題で
どうにもならないと思う時は
それが底なのだということに気づく必要がある。

お先真っ暗な絶望の底に
辿り着いたのなら、おめでとう。
(みんなさっさと絶望まで行って。笑)

後は上がるしかないです。

そこからは、どこまで行きたいか?
どこまで上がるのか?を
決めてそのように動けば良いだけです。

いいですか?
自分に集中してください。

ということで、
「課題の分離」について詳細を知りたい方や
興味がある方は岸見一郎さんの著書
「嫌われる勇気」をぜひ読んでみてください^^

超絶おすすめです。