夫の不倫が分かった頃、
私は本気で
「私の人生、終わったな」
と思っていました。

夜も眠れない。

ご飯を食べても
味がしない。

外を歩いていても、
景色に色がない。

何を楽しみに
生きればいいのかも
分からない。

どこに向かえばいいのかも
分からない。

ただ毎日、
苦しくて、悲しくて、
夫と不倫相手への怒りを
むき出しにしていました。

「いつまで
こんな日々が続くんだろう」

「いつまで私は
こんな醜いままなんだろう」

不倫されて、
夫にも離婚したいと言われて、
私の人生はもう終わり。

完全に悲劇の中に
どっぷり浸かっていました。

でも、ある時
ふと思ったんです。

本当にそうなのかなって。

不倫されたら、
私の人生は終わるの?

いや、
私まだ生きてるじゃん。

今はボロボロだし、
自分でも嫌になるくらい
醜い感情もある。

でも、
このままの人生を続けるのか、
違う人生にしていくのかは、
まだ選べるんじゃない?

そこで初めて、
気づいたんですよね。

私はいつの間にか、
夫の人生に乗っかって生きることを
「自分の人生」だと
勘違いしていました。

だから、
夫が不倫したことで
終わったのは、
私の人生じゃなかった。

夫の人生を
自分の人生だと思って生きていた、
その生き方が
終わっただけだったんです。

当時の私は、
夫に愛してほしかった。

家族には
味方になってほしかった。

誰かに守ってほしかった。
癒してほしかった。
大切にしてほしかった。
一人にしないでほしかった。

でも、
そうやって誰かに
自分を救ってもらおうとしていたら、
最後には誰もいなくなりました。

そこで嫌でも
分かったんです。

この先どんなことがあっても、
最後まで私と一緒にいるのは
私なんだって。

夫でもない。
家族でもない。
誰でもない。

死ぬまでずっと、
自分だけは
自分と一緒にいる。

だったら、
自分で自分の気持ちを聞こう。

自分で自分に共感しよう。
自分で自分を癒そう。
自分で自分を可愛がろう。

自分で自分を大切にして、
自分のために
自分の人生を生きよう。

そう思うようになりました。

夫と一緒にいても、
家族と一緒にいても、
職場にいても、

「私は一人ぼっちだ」

と感じることって
あると思います。

私もそうでした。

でも、
孤独が苦しい時ほど、
実は自分自身との関係を
見直す時なのかもしれません。

自分をずっと
ないがしろにしてきたら、
一人になることが怖いのは
当然なんですよね。

自分と一緒にいることに
慣れていないから。

夫に依存していた私にとって、
そこから抜けることは
ものすごく怖かったです。

今までの安全地帯から
出ることだから、
不安だし、痛いし、
何が起きるかも分からない。

でも、その怖さから
逃げずに、

「私は本当は
どうしたい?」

「どんな人生を
生きたい?」

「どんな自分で在りたい?」
って自分に聞き続けました。

人間って、
弱いしもろいです。

でも同時に、
ものすごくしなやかで
強くもある。

一人だけど、
一人ではない。

だって、
自分だけは最後まで
自分を置いていかないから。

今、孤独でどうしようもなく
苦しい人にとっては、

「そんなこと言われても
今は分からない」
と思うかもしれません。

それでも大丈夫です。

今すぐ強くならなくていい。
全部分からなくてもいい。

ただ少しずつ、
自分の気持ちを聞くことから
始めてみてください。

夫の不倫で傷ついても、
あなたの人生まで
終わったわけじゃない。

夫の人生を
自分の人生だと思っていたなら、
そこから降りればいい。

そして今度は、
自分の人生を
自分で歩いていけばいいんです。

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