2025年12月23日の夜
私の大切な大切な家族
愛犬のラムが旅立ちました。

初めてラムと会ったのは2009年の4月で、
ブリーダーの競り市場に連れていかれる前日に
私の母親がラムを見つけて、

「同棲したら犬を飼いたいなぁ」って
言ってた私に連絡をしてきてくれて
即、飼うことを決めて引き取りに行ってもらい、
翌々日には群馬から東京まで連れてきてもらった。

細くて、シュッとしてて、
ツルッとしたチョコレート色が綺麗で
小さくて可愛くて可愛くて嬉しかった。

2008年の11月生まれで
うちに来た時にはもう生後半年近かったからか
フンともすんとも言わなくて静かで
ものすごくどっしりして落ち着いてて
声を出すことができない子なのかな?と
思ってたほどだった。
(緊張して固まってただけで、慣れたら
普通に吠え散らかすようになった。笑)

うちにやってきてすぐ、
元夫(当時は彼氏)のバンドのライブがあって
初めて一人でお留守番をさせたんだけど

その日、ライブハウス近くのお店で
ピンクのピポピポ鳴るカエルのぬいぐるみを
ラムにお土産に買って帰って、

そのぬいぐるみは腕が取れたり
目がちぎれてたりしてるけど(笑)
縫って直して使い続けてきて
今もラムの腕の中にある。

2025年11月11日に17歳になって
17年間1日も離れることなく
毎日毎日必ず一緒にいたけど
思い出せることって毎日分もなくて、
点、点、点、のことしか思い出せない。
(自分がどれだけ、ぼけっとして
生きていたのかがわかる)

まだまだまだ、
涙が溢れて止まりません。
涙腺も顔面も崩壊です。

いまも、私の最愛のラムは、
いつもと同じようにすやすやと
眠っているみたいな姿で隣にいて

まるで、今にもすぐ、
いつものように目を開けて顔を上げて
「ふわぁ〜」ってあくびをして
私の顔を見るんじゃないか?
って思うくらい、
いつもと同じようにそこにいる。

けどもう、
目を開けることはなくて
あの純粋でまっすぐで綺麗な瞳と
見つめ合えることはもうない。

一緒に寝ると暖かかったけど
今は冷却装置の中で冷え冷えで
全然温かくもない。

何度触れても
何度抱きしめても
何度キスをしても
ほかほかだったラムは、冷たい。

もう二度と、あのピコピコと動く
短くて可愛い尻尾を見られることはなくて

もう二度と、声を聞くことができなくて
悲しい、寂しい、嫌だ、会いたい。

もっともっと一緒にいたかった。

楽しかったことも幸せだった瞬間も
悲しいも悔しいもムカつく怒りも
愛も感謝も幸福感も後悔も罪悪感も
いろんな感情が四六時中押し寄せてくる。

目まぐるしく、何度も何度も
感情の波に揺られて、深く沈んでく。

海面や地上と中間、深海や地底、宇宙を
数時間ごとに行き来するこの感覚は、
慣れるものではない。

けど、
「どんな感情を感じても大丈夫」
「何をどう思っても大丈夫」
「何をどうしたくても大丈夫」
っていうことを私は知っていて

どれだけの悲しみも痛みも苦しみも
悔しさも怒りも憎しみも寂しさも
どれだけでも無制限に感じられる。

今この瞬間もそうで
どの感情も感じれば感じるほど

こんなにも大切にしていたんだな、
こんなにも愛していたんだな、
って私は自分を知り

ラムから学んだことを
一言一言呟いて噛み締めて

こんなにも幸せで
豊かなことはないよな、って

次女犬のエルをぎゅっとしながら
これまで3人で頑張ってきたよね。

楽しかったよね、幸せだったよねって
今しかない、今この瞬間を、今味わう

っていうことを
繰り返しているここ数日間です。

私はこれまで何度も
「時間=命」
「時間を大切に」
「時間は有限だから」
って書いてきました。

それは、夫の不倫とか夫婦関係とか
実家族との絶縁とか極貧生活を経験して
どん底でもうあとがないと思った今後の人生を
「じゃぁどう生きたいんだ?」と思ったときに

「私は愛犬を残して死ねない」と思ったし
「自分のやりたいことも欲しいものも叶えたい」し
「自分と愛犬を守って安心安全快適に暮らしたい」
っていうのがあって動いてきた。

もうあとがないんだから
「あとでいいや」とか
「いつかやろう」なんてものはなくて

自分と愛犬のために自分を整えて
自分と向き合うっていうことをしてきて
内面も現実もびっくりするくらい動かして
ここまで変えてきからこそ、
そういう発信をしてきたわけなんだけど

本当に本当に、
時間は有限で、命は有限で、
今のこの1秒1秒が刻まれるたびに、
私たちに残された時間は減っている。

お金は無限だけど、
時間と命はそうじゃない。

だから、
めんどくさかったり、怖かったりで
「本当はやりたいのにやらない」とか

「こう思われるんじゃないか」って
人の目を気にして自己保身したり

本当は欲しい買いたいのに
金額や将来の不安でお金を出し渋って
今は口座にもクレカの枠もあるのに
「お金ない」「今じゃない」「いつか」
「タイミングが来たら」とか言って
今、欲しいものを諦めたり

その先延ばしにした“今の時間”は、
もう二度と戻らない命そのものなんだな、
っていうこと。

もっと自分の人生を真剣に見て
もっと自分の人生に本気になって
生きていないといけない。
(自分が大事じゃないとか
守りたいものがないなら別にしなくていい)

私は今回もそれを改めて強く感じて
これまでに広げてきた心の分だけ
また、心底までこの理解が深まった。

生まれてきてくれてありがとう。
うちに来てくれてありがとう。
たくさん笑わせてくれてありがとう。
そばにいてくれてありがとう。
一緒に生きてくれてありがとう。
無条件の愛を教えてくれてありがとう。
愛してくれてありがとう。

あなたと過ごした時間は、
私の人生で何よりの宝物です。


今日のこの文章は、思いっきり
リアルタイムな私の個人的な内容で
私の大切な家族の命が終わったことと
その痛みや苦しみ、悔しさ、愛を、
今のそのまま残したくて書いてみました。

もし読んでくれているあなたに
子供とかペットとか自分自身でもいいけど、
大事に思っていて、本気で大切で
守りたい存在があるなら
どうか、自分の幸せや楽しい時間を
諦めたり先延ばしにしたりしないで
今、そうするを選んで欲しい。

今すぐにでも自分の欲しいものを
得るために、自分と大切なもののために
少しでも動いてあげて欲しい。

「忙しいから」とか
「お金が不安で」とか言い訳して
“今”を蔑ろにするのも
自分を我慢させるのもやめて欲しい。

その“あとで”とか“今度”は、
もう永遠に来ないことがあるから。

(あ、自分を大切にしてくれない人を
大切にする必要はないです◎)

そして今回、
セッション日程の変更をしてくれたり
温かく優しい言葉をかけてくれたり
ギフトを送ってくださったり
私とラムとエルを気遣ってくださる
クライアントさん方の存在が
とてもありがたくてうれしいです。
本当にありがとうございました。

ラムと同じ11月生まれの
犬を飼っている方とか、
保護犬3匹と暮らしている方とか、
小鳥を愛している方とか、
愛犬を連れて自立して別居準備を
している真っ最中の人とかもいるし、
ペット飼うのが夢っていうクライアントさんもいたり
 
素敵で優しい人たちに囲まれていること。
そんな人たちが私のところに来てくれること。
本当に暖かくて嬉しいです。
ありがとうございます。

今ここにあるこの事実も、
愛犬のおかげだなって思うんですよね。
 
なんせ、私は、自分と愛犬のために
ここまで生きてきて今があるのでね。

ということで、今年もあと3日。
自分を大切に、自分を諦めずに、生きましょう。

ではまた。