夫の不倫、私は何をしたら幸せになれるんですか?
夫の不倫が発覚すると
「なんで不倫したんだろう」
「なんで私が不倫されたんだろう」
「私の何がいけなかったんだろう」
「不倫相手に本気なのかな」
「このまま離婚されるのかな」
こんなことをずっと
考えてしまいますよね。
私も長い間、同じように
ぐるぐるしていました。
でも今振り返ると、
その時の私は「原因を知ること」に
必死になりすぎていたと思います。
仏教に「毒矢」の
たとえがあります。
毒矢が刺さった時に
「誰が撃ったんだろう」
「どこから飛んできたんだろう」
「なぜ自分が狙われたんだろう」
と考えている場合ではない。
まず毒矢を抜いて、
自分を助けることが先ですよね。
私は、不倫も
同じだと思っています。
不倫された直後に
一番先にやることは
「なぜ夫は不倫したのか」
を延々と考えることではありません。
今、自分は何を感じているのか。
私はどうしたいのか。
今の自分に何ができるのか。
どんな選択肢があるのか。
まずはそこを見る。
そして、
自分を守るために
必要なことをする。
証拠が必要なら集める。
法律的なことが
わからないなら調べる。
慰謝料請求をしたいなら
そのために動く。
心身ともに限界ならまず休む。
そうやって、
今の自分を助けるために
必要な手段を選ぶこと。
これが先です。
ただ、ここでも大切なのが、
「手段」と「目的」を混同しないこと。
たとえば、
夫に不倫をやめさせる。
不倫相手に慰謝料を請求する。
証拠を集める。
離婚する。
再構築する。
これらは全部、それ自体が
人生の目的ではないです。
あくまで手段です。
じゃあ、それって
なんのための手段なのか。
私は、
自分が幸せに生きるための手段
だと思っています。
私自身も、不倫が発覚してから
本当にいろいろやりました。
張り込みをしたり尾行したり
不倫相手の実家や職場に行ったり
警察が来て大騒ぎに
なったこともあるし
弁護士をつけずに自分で
調停や裁判もしました。
その時の自分にできることを、
かなり物理的にやってきました。
でも、そこで
わかったことがあります。
心を整えるだけでは
現実を変えることはできないし
現実を動かすだけでは
自分の心は全く整わない。
慰謝料を取ったからといって、
心の傷が全部消えるわけではない。
不倫が終わったからといって、
自分の中の不安や恐怖や怒りまで
勝手になくなるわけでも
ないんですよね。
だからこそ、
現実的な対処をしたその先で
自分と向き合うことが
必要になります。
なんで私はこんなに
傷ついたんだろう?
私は何を
怖がっていたんだろう?
なんでこの夫を
選んだんだっけ?
私はこの結婚に
何を求めていたんだろう?
自分にとって本当の
幸せって何なんだろう?
丁寧に見ていく。
不倫された理由を、
「私がいい妻じゃなかったから」
みたいな単純な話に
するのではないってことです。
自分のこれまでの考え方とか
自分自身と人との関わり方
自分をどう扱ってきたのか
自分がどんな人生を
どんな意図で選んできたのか。
掘り下げていく。
そうすると、
不倫っていう衝撃的な
出来事が起きたことに対しても
自分なりの意味や解釈を
持てるようになっていきます。
そしてその頃には
「夫がどうするか」
ばかりを考えていた自分から
「私はこれから
どう生きたいんだろう」
と考えられる自分に変わっています。
そこから、
住みたい場所。
一緒にいたい人。
やりたい仕事。
欲しい暮らし。
どんな自分で生きたいのか。
自分の未来が少しずつ
見えるようになってくるんですよね。
幸せの形は人それぞれです。
離婚したら
幸せになる人もいるし
再構築して幸せになる人もいる。
一人で生きることが
幸せな人もいれば
新しいパートナーと
生きることが幸せな人もいる。
だから大切なのは
「何を選べば正解なのか」
ではありません。
自分にとって
何が幸せなのかを
自分でわかっていること。
そのために今、
どんな手段を選ぶのか。
ここを間違えないことです。
手段を目的にしてしまうと
「夫に不倫をやめさせなきゃ」
「慰謝料を取らなきゃ」
「再構築しなきゃ」
「離婚しなきゃ」
みたいな感じで
ずっと何かと戦い続ける
ことになります。
でも本当の目的が、
「私は幸せに生きたい」
なのだとしたら。
今、自分のために
できることはなんなのか?
自分は何を感じていて
本当はどうしたいのか?
現実を動かすことも大切。
でも、それと同じくらい、
自分の心を見ることも大切。
物理的な対処は
幸せになるための手段。
自分と向き合うことは
自分がどこへ向かいたいのかを
知るために必要なことなんですよね。
だからこそ、
「私は何をすればいいんだろう」
と迷っている時ほど
「そもそも私は、何のために
これをしようとしているんだろう?」
を自分に聞いてみてください。
その先にあるものが、
本当に自分の望んでいるものなのか?
そこを見失わないことが、
私はすごく大切だと思う。

